カードクターKの小部屋

現役整備士による、かかりつけ病院です

クルマの寿命はどれくらい?

 

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おはようございます。

今回は、クルマの寿命について考えてみようと思います。

 

以前は『10年・10万キロ』と言われていましたが、技術の向上によりその神話も

崩れつつあります。とはいえ、車は機械です。鉄の塊です。整備士の目から長持ちさせ

るポイントを整理していきます。

 

まずは、ボディー。

初めにも書きましたが、車は鉄の塊です。錆には勝てません。自分の車は10年を超え

て、目立った錆は左後ろのタイヤの上だけです。車でさびやすいのは、タイヤ周辺の

フェンダーと呼ばれる部分、ドアの下の通称”ミミ”と呼ばれる、

 

トがある部分、そして、下回りです。

これらを防ぐためには、まずは、洗車です。一般的な洗車場で、手洗いするときは、

洗車ガンでタイヤハウス(横から見てタイヤの内側)にも水をかけましょう。冬に

融雪剤を撒く地域や、海が近く潮風が強く吹く地域では特に念入りにしましょう。

余裕があれば下回りもかけると少し違います。洗車が終わったら、水滴をふき取り

ワックスをかけます。

ボディーにはクリアー塗装が施してあります。これは、紫外線やスポンジ等で擦ること

で少しずつ傷つき削れて行きます。メタリック車ではない、単色系のボディーは層が薄

いので、手入れを怠るとクリアーが剥がれ色が褪せていきます。

ワックスのかけ方や、お勧めに関しては今回は割愛しますが、ワックスにこだわること

でボディーの長持ち度が変わるので、愛車にあったものをお使いください。

 

次に、下回りですが、これには防錆コートの塗装がお勧めです。大抵、新車ディーラー

や整備工場で施工しているものですが、施工することで、大きな効果があるものです。

防錆コートには大きく分けると2種類あります。

①ラッカー系

これは、プラモデルの塗装や、木工品など、ホームセンターなどで売ってる、スプレー

缶のような仕上がりの防錆コートです。乾燥後の塗膜が薄く、時間がたつとペリペリと

はがれやすくなります。防錆効果はあるのですが、長持ちはせず施工後1年程度と言わ

れています。

②ワックス系

ワックスといってもボディーに塗るものではなく、浸透性のあるオイルやワックスで柔

らかく厚い塗膜を作ることで、石や氷による傷を守るだけでなく、水分や空気を遮断し

錆の発生を防ぐ効果を持つものです。こちらの効果は3年程度のものが多いです。

 

どちらも、下回りに汚れがあると施工できないため、新車時に塗ってもらうのがいいで

しょう。その後、車検ごとに施工していくのがいいと思います。金額がその店によって

違いますが、大体、ラッカー系が1~3万、ワックス系が2~5万円くらいではないでし

ょうか?

 

最後に

ボディーに関しては、防錆コートのように初めにやっておくと、あとあと楽に長持ちさ

せられるものと、ワックスのように、定期的に行うことの2つに分けられます。

どちらも、手間はかかりますが、間違いなく長持ちしますので、ここを注意して、長く

愛車と付き合っていきましょう。

 

次回はエンジン編をお送りします。